1948-03-19 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第10号
而も仰々しい附則が澤山付いておるというところが非常に特徴でありまして、前、千六百圓と千八百圓の差額を、政府が支給するというときには、御存じのように、當時官公廳勞組は千八百圓を認めていなかつたのであります。併し、ともかくも政府として一應決めておることだから政府の一方的な責任においてこれは支給するというふうにして無條件に支給して來ておると思うのであります。
而も仰々しい附則が澤山付いておるというところが非常に特徴でありまして、前、千六百圓と千八百圓の差額を、政府が支給するというときには、御存じのように、當時官公廳勞組は千八百圓を認めていなかつたのであります。併し、ともかくも政府として一應決めておることだから政府の一方的な責任においてこれは支給するというふうにして無條件に支給して來ておると思うのであります。
從つてこれは當時の各種の調査、情報によつて、民間の三十五種の重要な工業の業種別の平均賃金を求めると、大體千五百八十何圓、約千六百圓、又當時官公廳は千二百圓ベースが千六百圓に上げられておつた。各種のそういうデーターを基礎として千六百圓が當時の物價體系を一應算出する標準名目賃金ということに決めたのであります。